スーダンの料理
スーダン共和国 Republic of the Sudan | アフリカ →この国の料理のレシピ・リンク集|世界料理マップについて
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イスラム教徒の多い北アフリカの国
2011年7月、住民投票により南スーダンと分離したため、アフリカで一番広い国ではなくなったスーダンは、エジプトやリビア、チャドなどと国境を接する国。首都はハルツーム。もとフランス領で、スンナ派のイスラム教徒でネグロイドのアラブ人が人口の大半を占めます(一方、南スーダンはキリスト教徒やアミニズムを信仰する肌の黒い人が多い)。乾燥したサハラ砂漠が国土の多くを占めます。↓クリックすると詳細な グーグルマップが見られます。 |
スーダン |
スーダンには古来より、さまざまな外来文化が伝わってきました。たとえばシリアやトルコ、エジプト、エチオピアからやってきた商人や移住者はスーダンにとうがらしなどのスパイスやいくつかの果物、そして料理をもたらしました。
こんにちスーダンの一般的な食材は、小麦と羊肉、牛肉、トマト、ゴマ、米で、小麦は古代にスーダンのヌビア族が発見したともいわれ、またゴマは現在のスーダンの主要な輸出品です。
スーダンで一般的によく食べられている料理には、焼いた肉のケバブや、仔羊の肉入りスープのショルバ(Shorba)やショルベ・アッダスというレンズ豆のスープ、牛肉を詰めたトマトのマスチ(Maschi)、きゅうり入りのヨーグルトサラダ、ターマーヤ(Tamayya)という、中東のファラフェルサンド(つぶした豆を揚げて、ピタパンにはさんだ料理)、焼肉のケバブ、ミートボールのコフタ、ムラー・バムヤ(Mullaah Bamyah)というオクラシチューなどがあります。
地方ごとの特色をあげると、砂漠気候のスーダン北部の食事は、いたって質素。雑穀や、グラーサ(Gourrassa)という小麦で作った丸いパンのような食べ物をよく食べます。
エチオピアと国境を接した東部では、ムクバザ(Moukhbaza)というつぶしたプランテーンバナナを食べ、料理にはエチオピアの影響がうかがえます。西部では羊と牛がいたるところで飼われ、乳製品が主要な栄養となっています。食事は、とうもろこしの固い練り粥アシーダ(Aseeda)を主食に、乾燥肉や植物の根を加えたシチューがポピュラーです。
スーダンではクリームキャラメル(Creme Caramela)が人気のデザート。また、ジェベナ(Jebena)という専用のポットで淹れられる、クローブなどのスパイスをきかせたガハア(Guhwah=アラビアコーヒー)や、お茶(チャイ)がポピュラーです。
■参考文献
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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★スーダン料理レシピ集 e-food.jp
北アフリカ・スタイルのケバブのレシピをご紹介しています。
ムラーバミヤ(マトンとオクラのシチュー)、コフタ(スーダン風ミートボール)、アスウィットサラダ(ナスのサラダ)のレシピ (駐日スーダン大使館 大使館の食卓)
スーダン料理・白いんげんのトマト煮のレシピ (キッコーマン 世界のしょうゆクッキング)
スーダン料理・若鶏のトマト煮、ミックスビーンズチーズ煮、モロヘイヤスープ、ターメリックライスのレシピ (mikawa's雑記)
ノース・アフリカ・プロモーション (スーダン料理のイベント出店&ケータリング)→Facebookページ
スーダン料理について (スーダン日記)
スーダンで国際協力の仕事をしていた"おやじ"さんのブログ。
スーダンについて (国際理解教育教材 わたしたちの地球と未来)pdf
【動画 Movies】
面積 | 188万6068k㎡ |
人口 | 約300万人 |
首都 | ハルツーム Khartoum |
住民 | アラブ系が多い |
言語 | アラビア語 |
宗教 | イスラム教スンニ派が大多数 |
建国 | 1956年1月1日 (エジプトとイギリスより独立) |
内戦の影響で、スーダンを旅する観光客はまだ少ないですが、この国には、世界遺産に指定された「ゲベル・バルカルの神殿跡」や、紅海など、見どころが少なくありません。
■この国の料理&文化がわかる本
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