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サウジアラビア国旗 サウジアラビアの料理

サウジアラビア王国 Kingdom of Saudi Arabia | 中東  →この国の料理のレシピ・リンク集世界料理マップについて


カプサ
カブサ

コーヒーに古い歴史を持つ国

アラビア半島の大半を占め、石油など豊富な天然資源で潤う国サウジアラビア。イスラム教徒の聖地メッカのある国でもあります。サウジアラビアの料理は、肉を乗せた炊き込みごはんなど伝統的な土地の部族料理に加え、野菜料理やヨーグルトを多用するレバノンやトルコ、イラン(ペルシャ)などの発祥の料理もよく食べられています。また、砂漠がちの地質ながら広い国なので、料理にも地方色がうかがえます。
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サウジアラビア
サウジアラビア

サウジアラビア地図サウジアラビアの国民食ともいえるのは、ピラフのようなカブサ(ご飯に鶏肉を乗せることもある)。きゅうりを使ったサラダなどもポピュラーです。また、ペルシャ周辺が発祥地といわれるサンブーサ(サモサ)や、ひき肉やタマネギとヨーグルトを使ったスパゲッティセンヤット・マカロナ・ベルラバンなどという珍しい料理もあります。

サウジアラビア料理には、香辛料も多く使われます。"バハラット"というサウジ特有のミックス・スパイスは、黒胡椒とコリアンダーパウダー、シナモン、クローブ、クミン、カルダモン、ナツメグ、パプリカ、カレーパウダー(またはガラムマサラ)、乾燥ライムを混ぜたもの。これに、好みでオールスパイスやしょうがを混ぜて使います。しかしとうがらしはあまり使われず、辛くはありません。

お菓子やコーヒー、お茶にもスパイスが使われます。特に、甘い香りのカルダモンが好まれているようです。アーモンドもよく使われます。アーモンド・パンケーキや、ローズウォーター入りのシロップをつけて食べるエキゾチックな"ルーケマット"という油で揚げたお菓子がよく知られています。

サウジアラビアは厳粛なイスラム国家なので、お酒はご法度(だから、おじさんたちも甘いものが大好き)。コーヒーにカルダモンやバニラなどを加えたアラビア・コーヒーは、現地では"ガフワ gahwa" と呼ばれており、飲料としての古い歴史があります。アラビア半島は、モカ(現イエメン)で、世界で初めてコーヒーが飲まれるようになった土地でもあるのです。

ほかには、乾燥ミントとサフラン、砂糖をお湯で沸かしたミント・ドリンクもよく飲まれます。

アラビア風餃子(Sambusak)    
サンブーサ(サウジアラビアのサモサ)    

 


■参考文献



サウジアラビア

面積214万9,690k㎡
人口約2,000万人
首都リヤド Riyadh
住民アラブ人
言語アラビア語
宗教イスラム教ワハブ派
建国1932年9月23日統一


■この国の料理&文化がわかる本
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