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カリビアンタウン
カリブ海とその周辺の英語圏の国である、ジャマイカやトリニダード・トバゴ、ガイアナ(一部、ハイチなどフランス語圏も)などからの移民街がブルックリンにあり、そこに行けば、本格的なジャマイカ料理やトリニダード料理をいただくことができます。いかにも下町っぽい庶民的な雰囲気で、街にはレゲエやカリプソが流れ、地下鉄の構内では、ストリートミュージシャンがスチールドラムの名演奏を聞かせてくれます。 |
ノストランド・アベニュー~ブルックリン
トリニダード・トバゴのレストランで見かけた、2006年のワールドカップ出場を祝った国旗のディスプレイ。私が訪れた直前に、トリニダードのW杯出場が決まったばかりだった。斜線の上には、"Road
to Germany"と書いてある。がんばってほしいなぁ。
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トリニダードの代表的な軽食"ロティ"。あれ、どこかで聞き覚えが...。そう、南インドあたりの薄焼きパンが原型になった食べ物でした。カリブ(特に旧英国領の国々)には、本国から労働力として駆り出されたインド系の人々が、今も多いのだそう。 |
ロティを開いたところ。カレーが包んであるのが、トリニダード流(具は、海老、ヤギ、ビーフ、レバーなどいろいろ)。生地も大きめで、本来はカレーを包んだままガブリと。素朴な食べ物だが、おいしい(カレーは偉大だ)。
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こちらは、ロティの弟分のような、同じくトリニダードのスナック"ダブルス"。ナンっぽい食感の、2枚の小さな小麦粉の生地の中に、カレーがはさんである、トリニダード・スタイルの"サンドウィッチ"。 |
ダブルスを開いたところ。水気の少ないひよこ豆のカレーがはさまれていて、これにスライスしたマンゴーや、ペッパーソースをかけて食べる。他にもいろいろな種類が。写真写りが悪いけれど(笑)、味はナイス!
これで1個1ドルの安さ。下町はいいねぇ。
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トリニダードのロティ・ショップ。インド系のおばちゃんがカウンター越しに注文を受けて作ってくれる、日本の定食屋のような雰囲気。 |
こちらは、ダブルスの店。なかなかの有名店らしい。
A&A BAKE & DOUBLES SHOP 481 Nostrand Ave., Brooklyn Tel. 718-230-0753 |
インドのラッシーよりも、西アフリカ生まれのジンジャー・ビール(ノンアルコールです)が、ロティやダブルスにはなぜかよく合う。上の写真はジャマイカ産だが、ノストランド・アベニュー周辺の食材店には、さまざまな産地のジンジャー・ビールが売られている。 |
こんなキッチュなトリニダード産の清涼飲料水も。どこか懐かしいですね。
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カリブの島々に音楽は欠かせない。こちらはレゲエやスカなど、ジャマイカの音楽専門のCDショップ。 |
そしてこちらは、トリニダードの音楽・カリプソの専門店。きっとマニア垂涎だろうな。
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付近の地下鉄の駅では、トリニダード名物のスチールドラムのストリートパフォーマーも。ドラムにちっちゃくトリニダードの国旗。こちらも、W杯出場決定で、ノリにノリまくっていました。 |
地元の食材店の陳列棚。西アフリカのフーフー(キャッサバの粉から作るお餅のような食べ物)や、クスクスのパッケージが見える。
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スパニッシュハーレム~マンハッタン
スペイン語圏のプエルトリコや、ドミニカなどからの移民が住むスパニッシュハーレムは、「すごく治安が悪い場所」などとよく脅かされたものだが、昼間に大通りを歩いている分には、訪れてもまず問題はない。ゴミゴミとした駅周辺などは、なかなか迫真に迫るものがあるけれど、サルサのBGMは何とも心地よいもの。 写真は、街角の小さなガーデンのプエルトリコの旗に描かれた、プエルトリコ人たちが大切にする、プエルトリコ特有種のカエル("コーキー"という)。 |
プエルトリコ料理。鶏肉のタマレスに、トマト味のライス。界隈にはプエルトリコやドミニカ料理のレストランも多い。
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