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インド料理・地域別の特徴
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インドは広い、と、くどいほど繰り返して言っていますが(笑)、どれくらい広いか左地図で確かめてみましょう。
インドの国土面積は日本のおよそ10倍、人口はおよそ8倍。ヒンドゥー教徒が多数派ですが、日本の人口と同数くらいのイスラム教徒も抱えています。
国土は、東西南北に大きく分けることができます。地域によって、気候や風土が相当違い、料理にも各地域による特徴があります。
それぞれ地域ごとの料理の特徴を、ざっと記してみますね。 |
北インド
かつてのムガール帝国の影響で、カシューナッツやアーモンドなどの豆類と生クリームを使った、こってりとして豪奢な宮廷風のカレーが特徴的(ただし、こんな料理を庶民が常食いるわけではない様子)。またイスラム王朝の名残なのか、肉食や乳製品もポピュラーです。スパイスは、シナモン、クローブ、ナツメグ、ガラムマサラなどが多用され、チャパティ、パラータなど、小麦で作ったパンが主食。日本のインド料理レストランは、北インド料理を出す店が大多数。
西インド
大都市ムンバイの周辺は、ベジタリアンの多い土地柄で、野菜や豆を使った、あっさりとしたカレーが特徴的です。素材の味を生かすことが好まれ、主食はパンとご飯の両方。
東インド
大きな河川が多いこともあって、川魚が好まれる地域。にがうりなど苦味のある野菜を最初に食べてから、豆、野菜、魚、肉、デザートの順番に食べる伝統があるそうです。カレーにはナッツ類の代わりに、けしの実やごまを多用。主食は米。イスラム国バングラディシュと国境を接した西ベンガル州の料理は、"ベンガル料理"とも呼ばれます。
南インド
ベジタリアンが多く、レストラン等では、ベジ(菜食)、ノンベジ(非菜食)のメニューに区別されて、海岸沿いの地域では、魚がよく食べられています。野菜や豆、またグリーンバナナのほか、乳製品よりもココナッツミルクが好まれ、キリスト教徒の多い地域では牛肉も。"ミールス"と呼ばれる定食(北インドの"ターリ")がポピュラーで、マスタードシードやカレーリーフが多用されます。酸味のあるサンバルなど、汁気のある、さらっとしたカレーが特徴的。主食は米で、市場では、湿気を含んだ丸っこい米から、細長いドライな米、赤味を帯びた米などが種類豊富に売られています。
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このほか、冬の寒さに対処するための辛い味つけが特徴的なカシミール、イスラム教徒の多いエリア(たとえばハイデラバード)、厳格な菜食主義を実践するジャイナ教徒の住むエリア、ポルトガルの影響を受けたゴアなど、ピンポイントで料理に特徴のある地区もたくさんあります。
さらにかつての名残りで、階級によっても料理や味つけに違いが。インドって本当に多様な国なんですね!
※参考資料:「インド カレーの旅」(ミラ・メータ著/文化出版局)、インド政府観光局サイト、独自の取材
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