2004年11月30日


【麻布台】飯倉交差点近くにある、アメリカ風イタリア料理レストラン。
ランチのメニューには、ミックスピザ・セット(サラダ、デザート=パンナコッタ、ドリンク付きで1000円?写真)やパスタ・セット(同額)などがありますが、やはりここではピザを食べないと!
ピザは、ゴーダチーズがたっぷりとかかった、こってり濃厚なアメリカン・スタイルのピザ。この地域のランチセットでこの価格は、なかなか良心的です。
「ニコラス」がオープンしたのは1954年で、今年がちょうど創業50周年。昔ながらのピザ自体は、今となっては何の変哲もないものですが、開店当初は、まっとうな味と価格のピザが食べられるレストランが日本になく、駐留中のアメリカ人や、おしゃれで、新しくて珍しもの好きな日本人の間で大評判になったそうです。
全盛期だった昭和30年代に「ニコラス」を訪れたのは、婚約中だった現天皇陛下と美智子皇后をはじめ、日本や各国の著名人や有名人、映画ロケのため来日したハリウッド・スター、人気シンガーなど、そうそうたる面々。
やんごとなき方々から任侠系の顔役まで、また、アメリカの億万長者からコミュニストのロシア人まで。自由でインターナショナルな雰囲気がうかがえ、当時としては、かなり垢抜けたレストランだったのでしょう。

麻布台(昔の俄善坊町)という、開店当初からの「ニコラス」の所在地域は変わっていませんが、現在の経営者はザペッティではなく、彼の元共同経営者で、オリジナルの店名やロゴの名義を手にした、日本の大手タクシー会社の系列となっています(上記の本では、ザペッティは"乗っ取られた"と表現していますが...)。
ザペッティ自身は1992年に亡くなっており、創業からの「ニコラス」の味を本当の意味で伝えている"元祖"は、横田基地近くに店舗があるザペッティ夫人経営の「ニコラ」の方かもしれません。
「ニコラ」は、版権を失ったザペッティが別名で始めたレストランで、麻布台の「ニコラス」とはまったく無関係の様子。
麻布台の「ニコラス」の方は、今は昔のように、特に外国人客が多いわけでも、有名人が集まるわけでもなさそうでした。 ちなみに、「ニコラス」は"日本で最初にピザを紹介したレストラン"といわれることがありますが、同じ六本木にある「シシリア」のピザの方が、少しだけ早かったという説も(『六本木物語 栄光の時を刻む街』 広田豊著より)。
「シシリア」の名物である、薄くて四角いオリジナル・ピザは、創業以来、今も同店に健在です。 それにしても、『東京アンダーワールド』や『六本木物語』には、かつて東京のはずれの品のある閑静な住宅地だった六本木が、「ニコラス」をきっかけに、バーやクラブ、各国料理レストランの密集する国際的なナイトスポットに変貌していく様子が、裏と表の世界から詳しく描かれていて、興味深い限り。
現「ニコラス」のいきさつはともあれ、ピザをほおばりながら、この半世紀に六本木が歩んだドラマチックな歴史のよすがに思いをはせるのも、なかなかオツですよ。
ニコラス
港区麻布台1-4-3 エグゼクティブタワー麻布台2F
Tel. 03-3568-2501
http://r.gnavi.co.jp/g383701/
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西麻布でしたら、先月オープンしたての「トロン」というお店が
オススメです!
ランチはやってないのですが、夜遅くまでやっているので、
時間を気にせずに楽しめます。
なんてったって、とにかく安いです!!
ここは、西麻布か!?ぐらいです。
気になる方は、「トロン」で検索してね!