ルワンダの料理
ルワンダ共和国 Republic of Rwanda | アフリカ →この国の料理のレシピ・リンク集|世界料理マップについて
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辛くない、質素な食事
アフリカ中央部にあり、コンゴ民主共和国やウガンダ、タンザニア、ブルンジと国境を接する内陸国ルワンダ。第1次世界大戦末まではドイツの植民地で、以後ベルギー領となり、1962年に独立した国です。↓クリックすると詳細な グーグルマップが見られます。 |
ルワンダ |
ルワンダの料理は香辛料はあまり使わず、辛くありません。人々は、サツマイモや豆、キャッサバ、とうもろこし、雑穀などを主にした質素な食生活を送っています。伝統的な朝食は、ミルク入りのオートミール粥で、ほかにウムットシマ(Umutsima)というキャッサバととうもろこしの料理や、イソンベ(Isombe)というキャッサバとナス、ほうれん草の料理、ミズズ(Mizuzu)という揚げたプランテーン(料理用バナナ)、ムシカキというバーベキューした肉などを食べるほか、アボカドやバナナ、マンゴー、パパイヤといった豊富なトロピカルフルーツで栄養を補給しています。
肉は牛肉やチキンがポピュラーですが、農村部では牛がステータスシンボルと考えられているためめったに食用にはせず、せいぜい月に2度食べる程度です。湖の近くではテラピアなどの魚を食べています。
首都キガリでは、朝食はヨーロッパ風のパンと紅茶というケースも珍しくありません。ルワンダ人は一般的にお茶にたくさんのミルクとお砂糖を入れる傾向があるようです。
また、ルワンダ人の男性はビールが大好きで(女性は一切飲まない)、国内には大きな醸造所もあります。ストローでひとつの大きな容器から飲むのが、ルワンダ式のビールの飲み方。ビール以外にも、Ikigageという乾燥したモロコシから作るお酒や、Urwarwaという、プランテーンバナナから作るお酒もあります。
■参考文献
EATING THE RWANDAN WAY (~Cultural Profiles Project)
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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