コンゴ(旧ザイール)の料理
コンゴ民主共和国 Democratic Republic of the Congo | アフリカ →この国の料理のレシピ・リンク集|世界料理マップについて
ソソヤ・ムアンバ (コンゴ風チキンシチュー) |
アフリカで三番目に大きい、旧ベルギー領の国
アフリカ中央部の内陸地、コンゴ川の流域にあり、アフリカ大陸で三番目に大きい面積を持つ国コンゴ民主共和国。旧名はザイール(もうひとつ、隣に旧フランス領だったコンゴ共和国という別の国がある)。もとベルギー領のこの国は、国民のほとんどがキリスト教徒(カトリックが大半)です。↓クリックすると詳細な グーグルマップが見られます。 |
コンゴ民主共和国 |
アフリカ南部に多いバンツー系をはじめとする部族から構成されるコンゴの典型的な食事は、とうもろこしの固い練り粥(ウガリ)を添えた、魚やチキン、牛肉、ラムなどの具のいずれかを加えたピーナッツソース入りのピリ辛いシチュー(ムアンバ)です。また、バナナの葉に魚介を包んで蒸し焼きにしたリボケなども。
とうもろこしやキャッサバは昔、ポルトガル人によって南米からアフリカにもたらされました。米が主食の場合もあります。シチューは味付けを控えめに作り、食べるときに各自の好みでコショウなどを加えて調味することが多いようです。
都市部での朝食は、カフェオレとバゲットといったヨーロッパ式のケースも珍しくありませんが、一方で田舎では、ワニやサルなどの野生動物の肉や、毛虫やシロアリ、コオロギといった虫をごちそうとするところもあります。
またコンゴでポピュラーなドリンクは、パッションフルーツのジュースやしょうが汁入りのパイナップルジュース(タンガウシー・アナナシ)、ジンジャービール、お酒では、Skol and Primusブランドのビールやパームワイン(椰子酒)、バナナビール、サトウキビ酒、自家製のジンなど。コンゴではお酒を飲む前、のどの渇いたご先祖様のために、少量のお酒を大地に捧げる習慣があります。
ウガリ |
■参考文献
EATING THE CONGOLESE WAY (~Cultural Profiles Project)
著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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