国民食はフェジョアーダ日本の15倍という広い国土を持ち、豊かな自然の中で食材も豊富なブラジル。その料理は、旧宗主国ポルトガルの影響を受けた料理をはじめ、他のヨーロッパや、アフリカ、アジア、アラブ、南米の原住民などの文化を汲んでミックスされた、実に多彩なもの。 |
![]() フェジョアーダ |
「ブラジルにはエスニック料理なんてないんだよ。だってみんなエスニックなんだもの!」。あるブラジル人のこんな話が印象に残っているのですが、そんな多民族な国民に加えて、アマゾンのジャングルからアルゼンチン国境付近のパンパの平原にいたる大自然を擁する食文化があまりに豊かすぎて、1冊のレシピ本にはとても収まり切れないと思うほどです。 そんな中で、ブラジルの国民食ともいわれるほどポピュラーなのが、フェジョアーダ(フェイジョアーダ→レシピ)。もともとは奴隷船で西アフリカから連れてこられた黒人たちが、主人の残した屑肉や部位、内臓を黒豆とに煮込んで食べていた料理です。 スタミナ満点で、現在では内臓だけでなく、リンギッサというソーセージなどが具に使われ、現在ではおいしく洗練されて、あらゆる階級の人たちに食べられています。フェジョアーダには、地方によってさまざまなバリエーションがあります。 ブラジルでは、フェジョアーダは水曜日と土曜日の食べ物とされ(最近はその習慣も薄らいでいるようですが)、専門店もあります。付け合せにはご飯やファリーニャ(マンジョウカ=キャッサバの粉)とコウベ(ケールの葉の油炒め)が欠かせません。ちなみに日曜日はステーキの日だそうです。
また、ポルトガル人の好きなバカリャウ(干しタラ)や、海老などの魚介類も、肉と同様によく食べられています。 ブラジルの飲み物一方、ブラジルを代表する飲み物といえば、まずコーヒーが挙げられるでしょう。ブラジルは世界生産量の3分の1近くを供給する、世界第1位のコーヒー産出国です。鉄分などのミネラルやビタミンが豊富なマテ茶も、健康茶として世界的に知られています。マテ茶はアルゼンチンなどでも飲まれ、アルゼンチン出身のあのチェ・ゲバラも愛飲していたといいます。 お酒ではサトウキビの蒸留酒ピンガが有名("カシャーサ"というブランドがピンガの代名詞のようになっています)。また、ワインも作られています。中でも、ぶどうジュースのように甘く飲みやすい 「サンゲ・デ・ボイ」という、肉料理に合 う安い赤ワインが広く市場に出回っています。 ほかに、コカコーラのように清涼飲料水として売られることが多いガラナや、クプアスーなど、アマゾン特有の木の実や果実のジュース類も豊富です。
■参考文献
※上記の解説は逐次、更新します。 ![]() |
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