世界のエスニックタウン

ニューヨーク マルチエスニックな街・ジャクソンハイツ



前回のエスニックタウンのリポートにも書いたのですが、クィーンズのジャクソンハイツには、ブラジルを除く南米各国や、インドとその周辺国、韓国などさまざまな国からの移民が暮らす、ニューヨーク市でも1、2を争うと思われる、密度の濃いエスニックタウンがあります。

今回の旅はエアカナダを利用したので、ニューヨークの発着がラガーディア空港でした。ジャクソンハイツはラガーディア空港から近い上、安いエアポートバスが運行しており、このルートを使うと、ニューヨークの行きに帰りに、ついでにエスニックタウンを探訪することもできるんです(笑)。私のように、ニューヨークでいろいろな国の料理を食べてみたい人は、ホテル代の高いマンハッタンではなく、ジャクソンハイツに宿を取ってもいいくらいなのですが(笑)、地元の住民によると、夜は目抜き通りのルーズベルト・アベニュー沿いにドラッグディーラーがたむろするなど、ちょっと治安が悪くなるそう。ですので、土地勘のない方は、大事をとって、昼間に訪れることをおすすめします。


エクアドル料理レストラン
エクアドル料理
毎度、ワールドカップ出場国のレストランを訪ねるシリーズで(笑)、こちらは、目抜き通りのルーズベルト・アベニュー沿いにあるエクアドル料理店"ホルナド Hornado"。ブタさんの写真が目印。

Hornado Ecuatoriano
76-18 Roosevelt Ave. Queens
Tel. 718-205-7357

エクアドル風エビチャーハン(?)。あっさり塩味でおいしい。そして、手前には、エクアドル名物のバナナが...。


エクアドル料理店フロア
エクアドル料理店2
"ホルナド"のこぎれいな店内。お客は南米系の方々ばかり。テレビがあって、サッカーの中継も。エクアドル人は、同じ南米系の中でも身長が低く、肩幅ががっしりしているのが特徴的なよう。
こちらは、同じくルーズベルト・アベニュー沿いにある別のエクアドル料理店(この界隈には、特にエクアドル料理店が目立った)。宮殿チックな看板が目立つお店。

ウルグアイのパン
ウルグアイのパン屋
珍しい、ウルグアイのパン生地エンパナーダ。具はほうれん草(他にもいろいろな具あり)。焼きたてがおいしい!
左のエンパナーダを買った、ウルグアイとパラグアイのベーカリー(なかなかおもしろいお店でしょう?)。基本はテイクアウトのようだが、ちょっとした飲食スペースが店内にある。

インド料理店
クルフィあります
こちらは向かいのインド人街。同じジャクソンハイツでも、民族ごとにきっちりと住み分けられている。
"クルフィ(=インドのマサラ味のアイスクリーム)あります"の看板。下町の移民街だけに、値段も安い!

ヒマラヤレストラン
インド料理食材
"ヒマラヤン(ハイマラヤン)・ヤク・レストラン"。ネパールあたりの料理でしょうか。
地元のスーパーに並ぶ、インド食品の数々。こちらも、マンハッタンより物価が安い。

エスニック食材店
インド映画館
地元のスーパーの外観。看板の"Ethnic Foods"の文字にそそられます。
インド映画専門の映画館。マンハッタンの東6丁目にある、ワンストリートが全部カレー屋のインド人街よりも、よほどインドっぽい雰囲気。近所には、まさしくインドらしい、前払い式の安食堂や、パーン(インドの噛みたばこ)を売る店もあって、その本格派度に思わずむせび泣き(笑)。
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