かつて世界中に植民地を広げていた大英帝国。首都ロンドンには、現在でも、旧植民地の国々からやってきた移民の人々がたくさん暮らしています。 ※注:ロンドンのイーストエンドは、2012年に開催されるロンドン・オリンピックの会場として、大々的な再開発が行なわれています。 |
●ホワイトチャペル● ロンドンの中心地の東、「イーストエンド」と呼ばれる地区にある繁華街。19世紀末に「切り裂きジャック」事件の舞台になった、かつての貧民街です。現在では、インドやアラブ系の移民の町になっています。 |
地下鉄ホワイトチャペル駅前にあるバザール。異国のスパイスの香り、エキゾチックな音楽。そしてサリーやチャドルをまとった女性たち...。ここはカルカッタか、はたまたカラチかと見まごうばかり。 背景の建物は、切り裂きジャックの時代からこの地に立つ王立ロンドン病院。屋上には、ヴァージンアトランティックのヘリが。 |
町にはサリー専門の衣料品店があったりする。普段着用、フォーマル用と種類もいろいろあった。インド系移民の根付いているのがわかる。 |
ハラルフード(イスラム教徒用の食品)専門店も、1軒や2軒ではない。すっかり町に溶け込んでいる様子。 | 裏通りで見つけたアルジェリア料理店。アルジェリアは旧フランス領だが、現在の国内の混乱で、ヨーロッパへ逃れてきたものか。店は比較的新しそうだった。 |
●町のエスニック料理レストラン●
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High Street Kensingtonにあるレバノン料理店「Phoenicua(フェニキュア)」。レバノン人のマネージメントよる洗練されたレストラン。 |
ランチはバイキング形式になっている。前菜、サラダ、主菜合わせて30種くらいあった。野菜が多くてヘルシー。それに、おいしい。1人でも比較的入りやすい。 ※ちょっと高級風なレストランにどうしても1人で入りたいときは、ランチタイムを狙い、ウェイターに話しかけて親しくなってしまうことですね。そうすれば、周囲から浮いてしまうという心配がぐっと減ります。 |
デザートも10種類くらいあった。どれも中東風の珍しいもの。左上は、アラビアコーヒー。 |
●イギリスのごはん● では、純イギリス式の食事にはどんなものがあるでしょう?あまり期待できないって?それは半分本当です(^^;)。あぶらぎったフィッシュ&チップスに、得体の知れない具の入ったパイ...。 |
ロンドンの「ベッド&ブレックファースト」(民宿)の朝食。トーストと紅茶、ジュース、それに厚手のベーコンと目玉焼きという、典型的なイングリッシュ・ブレックファースト。 |
サンドイッチは、世界で一番有名なイギリス生まれの食べ物かも。スーパーなどには、パンや具の種類もとりどりのンドイッチが売られている(写真は、タマゴとマヨネーズとサラダの黒パン・サンド)。 もともとは、賭博に夢中で食事もままならなかったサンドイッチ伯爵が考案した、ものぐさ料理(?)だったとか。 |
※イギリス料理といえば、ほかにフィッシュ&チップス、キドニーパイ、ヨークシャープディング、ローストビーフなどが有名ですね。これらについては、また、いずれ...。