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ユリキータの日本料理食べ歩き
下町天国! 江戸・東京のローカル料理を食べに行こう!
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浅草
浅草一帯は、戦災で焼け野原になったそうで、今は復興後の近代的なビルが目立つわね。でも、そのビルの中に埋もれて、江戸・明治時代から続く老舗が再建されて今もたくさん残っているのよ。 かつて、今の渋谷や新宿のようなにぎわいを見せたという浅草も、今では浅草寺を訪れる昼間の観光客がいなくなるころにはひっそりと静まりかえってしまうわ。でも、キャピキャピしたコギャル、コゾーがいない分、しっとりとした大人の町を堪能できるのよ。浅草の本当のよさがわかるのは、たぶん30代になってからかしら。 浅草の有名飲食店といえば、創業200年の「駒形どぜう」(どじょう鍋)、デンキブランの「神谷バー」、喫茶店の「アンジェラス」、レトロなロシア料理店「マノス」など、意外とバラエティ。夏は隅田川の夕涼みや納涼屋形船に乗りこむのもおすすめよ。 観光地の浅草の顔とはまた違った、東京の下町風情があふれる夜の浅草を、ぜひ楽しんでみてね。 |
駒形どぜうのどぜう鍋。薬味でどじょうの臭みはなく、トロトロに煮込んであってやわらかい。 | どじょうの薬味。木箱入りなのが情緒がある。左の日本酒は駒形どぜうのハウス日本酒(?)。どじょう鍋によく合う。 | |
まるで映画のセットのような情緒あふれる店先。隣には立派な柳の木も。 | 二次会は神谷バー。ライトアップされてひときわ目立つ。 | 神谷バーといえば、 これ、"デンキブラン"。1杯200円程度と、とても安い。甘党には、ハチブドー酒も。 |
著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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