2010年07月07日


東北沢にあるモロッコ料理店「エンリケ・マルエコス」の女性店主、小川歩美さんの著作により5月に出版されたレシピ本「家庭で楽しむモロッコ料理」(河出書房新社)がなかなか好評のようです。
昨年あたりからのタジン鍋ブームで、タジン鍋を使ったさまざまなレシピ本が発行されていますが、こちらは、タジン鍋がブームになる前からタジン料理に魅せられ、「タジンを追求したい」という思いでモロッコに住み、テレビで見かけた地元の有名料理研究家シュミシャさんのもとで修業を積んだ小川さんによる、本物志向のレシピブックです。
他の本では別にタジン鍋でなくてもできるような料理が多くてあまり興味がなかったのですが、こちらの本では、レモンチキンのタジン、いわしのタジン、牛肉となすのタジンなどなど、まさにタジン鍋があってのモロッコ料理のレシピが満載で、うれしい限り。
タジン以外にもクスクス、蒸し物、揚げ物、スープ、サラダ、そしてビスケットのような「アーモンドとレーズンのフッカス」のようなデザート...とおいしそうなモロッコ料理レシピがぎっしり詰まっていて、写真を見ているだけでワクワクしてしまいます。
ただし本物志向の分、作り方やスパイスが凝っていて、日本の家庭では一般向けでない部分もあります。自分でレシピをアレンジして実用的にできるような中?上級者以上向けかもしれません。
さて、カウンター席だけの小さなお店「エンリケ・マルエコス」には先日うかがい、小川さんのモロッコへの愛情とおもてなし心あふれたメニューを楽しませていただいたのですが、このおいしい料理が家庭でも再現できるなんて...(もちろん、お店で食べる味には及ぶはずはないのですが)。密閉して食材を蒸すことで栄養を逃しにくいといわれるタジン鍋をもっと活用するのに、おすすめの一冊です。
さて、河出書房新社さんでは「家庭で作れる」レシピ・シリーズとして、これまでもトルコ、ロシア、ペルシャ料理のレシピ本を出版しています。どの本も、その国の料理にこだわりを持ったスペシャリストが著者であり、今後、どんな国の料理本が出版されるのかなぁ、と楽しみですね。
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モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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